困り果てた男は龍神池に行きました。すると池の底から片目の大蛇が現れました。そのことを話すと「それはお困りのことでしょう。」「ではこの目を持って行ってください。」と、言って右の目の玉を手渡し、深い池の底に沈んでいきました。次の日から男はこの玉を持って山に行きました。するとどうでしょう。やっぱりたくさんの薬草が採れるのです。一方、長者の家の者が奪った左の目の玉を持って山に行くのですが、薬草はちっとも採れません。それどころかそれ以来長者の家には何かと不幸が続くのです。長者は恐ろしくなって男の家に左の目の玉を返しに行かせました。

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